那須高原の緑を抜けた先に、
ひっそりと佇む板室温泉。
静かな山間で懇々と湧き続ける
"下野の薬湯"。
きくやは元々、温泉街の中心で
きくおばあちゃんの一軒のちいさな
蕎麦屋から始まりました。
その後、湯治宿/本館きくや旅館、
別館きくや一望館を経て
令和元年、わずか1日3組のちいさな宿
"湯宿きくや"として本館跡地へ。
湯治宿としての雰囲気は
がらりと変わってしまっても、
ここに或る時間は
昔と今とそう変わりません。
板室の自然に寄り添い、時を紡ぐ。
この景観と歩み続けていくこと。
今までもこの先も、
きくやとしての変わらぬ想いです。
訪れた方それぞれに、板室の空気が
沁み入るものとなりますよう。
静かな山間で、ひっそりと。
お待ち申し上げております。